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「またあなたなの?」繰り返すインシデントの恐怖

看護師は皆、インシデントを恐れています。

 

それは、患者さんのために安全な看護を提供したいから…だけではありません。

 

それと同じかそれ以上に、上司や同僚の評価を恐れているのです。

 

インシデントを起こすと、インシデントレポートを書くことが義務付けられている病院が大半です。

 

そして、多くの看護師は、このインシデントレポートを書くことを嫌がります。

 

インシデントレポートは、「個人の責任を責めるのではなく、事故の再発防止目的」と言われていますが、本当にそうでしょうか。

 

現実はやはり、個人が責められることが多いようです。
特に、事故を繰り返してしまうと、「またあなたなの?」と、上司や同僚から白い目で見られます。

 

チームの足を引っ張っているとレッテルを張られ、「あの人には任せられない」と陰でささやかれることになります。

 

もちろん、事故を起こした本人も、周囲の冷たい態度に気づきます。
やがて、「こんなこともできないの?」と言われるのを恐れて、手を借りたい時にも頼めなくなってしまいます。

 

また、「こんなことも知らないの?」と言われるのを恐れて、質問したくてもできなくなってしまいます。
また、周囲の目が常に「また事故を起こすんじゃないか、あの人は危ない」と見張られているように感じます。

 

するとどうなるか。さらなる事故を起こしやすくなってしまうのです。
事故は、プレッシャーのある環境で発生する確率が上がります。

 

事故を起こして周囲の目が冷たくなり、再び事故を起こす…。
こうして、負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうのです。

 

スパイラルにはまってしまったときは、うまく気持ちを切り替えられるといいですね。
もしかしたら、転職や異動のチャンスかもしれません。